二酸化炭素消火設備の事故にご注意ください
令和3年1月23日、東京都港区内の地下駐車場で、二酸化炭素消火設備の消火剤が何らかの原因により放出され、消火設備点検作業中の作業員2名が死亡、負傷者1名を出す事故が発生しました。
事故の原因について
現在、関係当局により原因究明が行われているところです。
※ 過去の事例
・令和2年 愛知県内のホテル駐車場において、不活性ガスが誤放出され、作業員1名死亡、負傷者10名
・平成7年 東京都内の立体駐車場において、誤って手動起動装置を押下し、警備員2名が死亡
同様の事故の防止のために
二酸化炭素消火設備を設置する事業所は、以下の事項に留意し、事故防止対策の徹底をお願いします。
- 誤作動や誤放出を行わせないよう二酸化炭素消火設備を熟知した消防設備点検資格者等を立会わせること。
- 作業当日の内容、工程について事業所関係者及び業者等の双方で情報共有を図ること。
- 作業前に二酸化炭素消火設備の閉止弁を閉鎖し(「閉」とし)、誤操作等による消火剤の放出を防止する対策を講じていることを必ず確認すること。
- 閉止弁を閉鎖した際は、警備員を巡回させるなど、火災予防に十分に留意し、安全管理を徹底すること。
- 作業終了後は、閉止弁を開放し(「開」とし)、二酸化炭素消火設備が確実に復旧したことを事業所関係者及び点検業者の双方で確認すること。
問い合わせ先
予防部予防指導課
電話 072-852-9912