全国統一防火標語:守りたい 未来があるから 火の用心

消防長 挨拶

令和6年4月1日付けをもちまして枚方寝屋川消防組合第19第消防長を拝命いたしました伊藤 高博(いとう たかひろ)でございます。
平素から消防行政に対する、特段のご支援とご協力を賜り、心から感謝を申し上げます。

はじめに、令和6年1月1日に発生しました「令和6年能登半島地震」により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。本震災へは本消防組合からも緊急消防援助隊大阪府大隊の一員として、総勢94名の職員を派遣し、救助・救急業務にあたりました。

過去を振り返りましても、阪神・淡路大震災や東日本大震災、熊本地震、さらには大阪府北部地震など、我々にとって地震は切り離すことのできない災害であり、消防に寄せられる期待はますます高まっています。その期待にしっかりと応えていくためにも、常に迅速かつ的確な対応をとることができるように努めていかなければなりません。

本消防組合は発足以来70年余りの歴史と伝統を有する中、社会情勢の変化とともに災害や事故の大規模化、複雑化及び市民ニーズの多様化など、消防を取り巻く環境も大きく変化しています。この変化に対応するため、これまでの消防の歴史や伝統を重んじることはもちろん重要なことですが、時代の変化に対応することができるバランス感覚はそれ以上に重要であると感じています。このような認識は、どちらか一方に偏りすぎることのない感覚を身につけることや、視野を広げることで培われと思っています。

また、社会全体の動きを敏感に捉える力を養うとともに、内部では、組織風土として職員の声に耳を傾け、職員一人ひとりが職場に対するやりがいや誇りを感じることができる組織づくりを進めていくことで、職員一人ひとりが互いの人格を尊重し、良好な人間関係や健全な職場環境の確保につながり、このような一つ一つの積み重ねが変化に対応できる近道になると考えます。

本年は、第5次将来構想計画における前期事業計画の中間年度となる年です。各施策を遅滞なく進めていくことができるよう、全職員一丸となって取り組んでいきます。

最後に、本消防組合が枚方・寝屋川両市民の期待と信頼に応えながら、「安全・安心を実感できるまち~ともにつくる~」の実現をめざし、精一杯取り組んで参ります。

令和6年4月

枚方寝屋川消防組合
消防長 伊藤 高博

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