ガスコンロを清掃しましょう
火災事例
本件火災は、ガスこんろでやかんのお湯を沸かしていたところ、出火した火災事例です。
ガスこんろは過熱防止装置が設けられていないタイプであり、家人によると、「お湯を沸かしている間に寝てしまった」とのことです。
汁受けは清掃を行わないことによって、油や食品カスなどで汚れている状況でした。
原因概要
火災現場の状況や再現実験より、家人がガスこんろでやかんのお湯を沸かしている時に寝てしまい、その間にやかんのお湯が蒸発して空だき状態となったため、過熱されたやかんの輻射熱で汁受け内の油分等が発火し、出火に至ったものです。
燃焼実験
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類似火災を防止するために
ガスこんろには、立消えや過熱防止装置等の安全装置が設置されているものが有りますが、こんろの清掃を行わずに、油などで汚れた状態のまま使い続けると、これらの機能が作動する前に火災になる場合があります。
以下の再現実験では、過熱防止装置が設置されていても、食品カスを再現した天かすに着火する結果となりました。ガスコンロは定期的に清掃し、使用する際はその場を離れないでください。
お問い合わせ先
警防部警防課 指揮支援調査隊
電話 072-852-9919
ファックス 072-852-9925
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