在宅酸素療法時の火気の取扱いにご注意ください!
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、在宅酸素療法を行う自宅療養者が増加しています。
在宅酸素療法に使用する酸素濃縮装置などの使用中に、たばこなどの火気を使用することが原因と考えられる火災が発生する恐れがあります。
在宅酸素療法を受けている方やそのご家族の方については、以下の事項に十分ご注意ください!
※ 「酸素濃縮装置など」とは、酸素濃縮装置、液化酸素装置及び酸素ボンベをいいます。
注意事項
高濃度の酸素を吸入中に、たばこ等の火気を近づけるとチューブや衣服等に引火し、重度のやけどや火災の原因となります。
酸素濃縮装置などの使用中は、装置の周囲2m以内には、ストーブ等の火気を置かないでください。特に酸素吸入中に、たばこを絶対に吸わないでください。
火気の取扱いに注意し、取扱説明書どおりに正しく使用すれば、酸素が原因でチューブや衣服等が燃えたり、火災になることはありませんので、過度に恐れることなく、医師の指示どおりに酸素を吸入してください。
実際に発生した火災の検証実験
【実験方法】チューブの上に、たばこの火種を乗せ、酸素供給器具(鼻カニューレ)から酸素を3リットル送るもの
1 実験に使用する酸素ボンベ
2 実験開始時の状況
3 開始から5秒後の状況
4 開始から20秒後の状況
※万が一、チューブに火が燃え移った場合は、すぐに酸素濃縮装置などからの酸素供給を停止してください。チューブ内の酸素が無くなるとその後、急激に燃焼拡大することはありません。
注意喚起リーフレット
お問合せ先
担 当 課:予防部予防指導課072-852-9912
写真提供:警防部警防課 指揮支援・調査隊