古くなったカセットボンベに注意
第35回「大阪の消防大賞」を受賞しました。
火災概要
食事準備のために、カセットこんろの五徳上に鍋を置き点火し温めていたところ、カセットこんろ保護カバー周辺から炎が出ていることを発見し、器具コックを閉止後にカバーを開けると、カセットこんろとカセ ットボンベの接続部付近から炎が出ていたものです。
カセットこんろは外観が非常に綺麗で、破損などはありませんでしたが、 カセットこんろにセットしていた「カセットボンベ」は古いものでした。
さらに、カセットボンベ先端の噴射口を指で塞ぎ押し込むと、ノズル(ステム)周辺の隙間からガスが漏れ噴き出すことを確認しました。
原因概要
カセットボンベは10年以上前に購入したものでした。
カセットボンベの内部を調査すると、内部のパッキンには経年劣化による亀裂がありました。このことから、ガスこんろを使用している際に、カセットボンベのノズルにあるパッキンの亀裂の隙間からガスが漏れ、バーナーの 火に着火し火災に至ったとものと考えられます。
類似火災を防止するために
古くなったカセットボンベは経年劣化により、使用すると内部のガスが 漏れ出して火災になる恐れがあります。
お問い合わせ先
警防部警防課 指揮支援調査隊
電話 072-852-9919
ファックス 072-852-9925
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